2回目の登場になります、webデザイナーのタイロと申します。
修正指示を見るたびに、「なるほど…」「確かに」を
心の中で3回唱えてから作業に入るタイプです。
デザインの仕事をしていると「修正多いな…」と感じる案件に出会うことがあります。
修正が多い理由はさまざまで、修正が多いからといって必ずしもデザインが悪いわけではありません。
経験上、よくある理由はこんな感じかなと…。
- 案件に関わっている人が多く、意見がまとまりきっていない
- 出来上がったバナーを見て、ゴールが明確になってきた
- デザイナーが意図を十分に説明できていない
- 単純に「慣れていない」案件、「力不足」
- 最初はディレクター&依頼者からOKでたが → 上長・役員チェックで後出しが入る
- 原稿・要素・機能が途中で増える
つまり…
プロジェクトが動いている証拠でもあります。
今回は、修正が多い案件とどう付き合えばいいのかをデザイナー視点でまとめてみました。
すべてを真に受けすぎない
修正内容を見て、一つひとつに全力で反応してしまうと、心も時間も消耗します。
まずは一歩引いて、
共通して言われている修正ポイントを探してみる。
そこに、本当に直すべき核心があることが多いです。

修正は「整理」してから手を動かす
修正が多い時ほど、すぐに手を動かしたくなりますが
まずは整理が大事かなと。
| 依頼者の要望に関わる修正(最優先) | 伝えたい内容が分かりにくい、KPI達成に繋がっていない |
|---|---|
| 好みの修正 | 色を明るく、雰囲気を柔らかく、写真の印象を変更など →正解・不正解ではなく、好みや印象の違いが中心 |
| 見送ってもよいか 判断できる修正 |
要望には影響が小さいor別要素で対応できているなど意図を説明できれば良いかと |
この整理をするだけで、頭の中がスッキリし
作業スピードも、気持ちの余裕も変わります。

一部は「提案」に置き換える
言われた通りに全部直すのではなく、
「こういう方法もあります」と意図を汲んだうえで別案を添えるのも有効です。
目的に沿った形で提案できると、修正の回数が減ることもあります。

相談できる人をつくる
1人で抱え込むと、視野がどんどん狭くなります。
・同僚
・ディレクター
・別のデザイナー
誰かに一度見てもらうだけで、「そこ、そんなに悩まなくていいかも」
と気づけることも多いです。
修正が多い案件ほど、チーム戦が大切です。

まとめ
修正が多い案件を、気合いだけで乗り切ろうとすると確実に疲れます。
大切なのは、
- 一度整理する
- 全部を1人で抱え込まない
この2つを意識して制作するだけで
同じ修正量でも、感じるしんどさは大きく変わります。
修正とうまく付き合えるようになると
デザインの仕事は楽しくなります👍️
