はじめまして!
フォントかるたでフォントに興味を持ったWEBデザイナーのayakaです。
無事、平成最後の日に『平成最後のフォント』が公開されたということで、私が担当した文字「ぴ」のラフ案から完成までをまとめました!
INDEX
『平成最後のフォント』とは?
さっそくですが、みなさんフォントにはご興味ありますか?
興味ある方、そうでない方も…
令和改元の前日、平成最後の日=2019年4月30日にフリーフォントとして公開された『平成最後のフォント』はご存知でしょうか?
『平成最後のフォント』は、フロップデザインさん主催の、みんなで1文字づつ作って『平成最後のフォント』を作ろうプロジェクトで制作されたフォントになります。
2月からコミュニティ参加型のプロジェクトとして参加者の募集をしており、制作期間は2月から4月までとなっていました。
プロジェクト参加のきっかけ
冒頭に書いた通り私がフォントに興味を持ちはじめたのは、入社後初のクリエイティブ勉強会でフォントかるたをしてからです。
フォントかるたはカードに書かれた文字を見て何のフォントを使用しているか当てるかるたです。
フォントを知らないと遊べないのではと思われるかもしれませんが、初心者の私でも楽しめました。
何種類か遊び方があったり、一人でも楽しめる仕様になっています。
(GMOインターネットグループの宮崎オフィスでは、毎月1回クリエイティブチーム内で勉強会があるのですが…その勉強会の話と、結果的に悔しい思いをしたので、特訓するためにフォントかるた本体と拡張パックを購入した話は今回省かせていただきます)
いつかフォントを作ってみたいと思いフォントの作り方を調べたり、フリーフォントを制作している方のTwitterやサイトでどんなデザインのフォントがあるのか調べたりしていました。
そんな中Twitterで、みんなで1文字づつ作って『平成最後のフォント』を作ろうプロジェクトの告知を発見!
みんなで1文字づつ作って『平成最後のフォント』を作ろう!の参加者を募集開始。みんなで楽しく作って平成を締めくくろう🎉第一回目募集は東京のイベント付き。親切、丁寧に教えます🐣よろしければ、ご協力&拡散お願いできますか?https://t.co/WkiB9wty6t pic.twitter.com/jdmjG3ax2D
— フロップデザイン⌘フォントデザイナー (@flopdesign) February 1, 2019
フォント制作未経験で不安でしたが、slackで他の参加者と交流ができたり、アドバイスがいただけること、Illustrator等のソフトがあればOKということで参加を決めました。
一番制作してみたかった「ぴ」の担当に!
基本的なやり取りはslack上で行います。
自分が担当する文字はフロップデザインさんからお知らせいただくまでわからないのでドキドキでした。
(濁音や半濁音のデザイン面白そう!)
(その中でも一番音を感じられる「ぴ」のデザインはどうなるんだろう)
(デザインするのは難しそうだけどやってみたい!)
後日、Slackを確認すると制作してみたかった「ぴ」担当とのお知らせが!
フォーマットのaiデータと手順を確認したのち制作に取りかかりました。
「ぴ」ラフ案から完成まで
「ぴ」からイメージするもの
最初に「ぴ」からイメージするものを書き出してデザインに取り入れることにしました。
・可愛い
・ぴよぴよ
・ひよこ
・鳥
・音が鳴りそう
ここから、可愛い音が鳴りそうな「ぴ」にコンセプトを決めました。
ラフ案
【A案】
弾けて「ぴっ」と音が鳴っているイメージです。
視認性を考えると丸を大きくした方が良さそうだったので丸をデザインすることにしました。
ただ、可愛いかと言われるとそうではないことと、デザイン的に面白くないかもと考え別の方向性の案も出すことにしました。
【B案】
鳥の鳴き声をイメージして鳥の羽と音符でデザインした案です。
友人達からは「可愛い」「羽ばたきそう」と感想をいただきました。
音が鳴りそうなイメージを視覚的にデザインするって難しいですね。
ブラッシュアップ
ラフのB案を元にブラッシュアップしたものです。
音符を抜きに変更しました。
「ぴ」は軽く可愛い音がしそうなのに羽が塗りで重そうに見えます。
平成最後の「ぴ」完成
さらにブラッシュアップ後、パスを整えてついに完成です。
『平成最後のフォント』ついに公開
プロジェクト参加者300名越えの『平成最後のフォント』がついに公開されました。
さっそくDLしてPhotoshopで「ぴ」を連続で打ってみたり、「あ」から順番に打ってみたり…個性的なフォントが揃っているので見てるだけでも楽しいですよ。
自分がデザインした文字を実際にフォントとして使用することができるなんて感慨深いです。
ぜひDLして使ってみてください!