2024.09.24

AI

デザイン

AIに来年のWebデザイントレンドを予想してもらったー

みなさまごきげんよう、ひよこベアです。
さて、本日はなんの日でしょうか?

5…

4…

3・2・1!

そう、来年まであと99日の日です!!!!!!!!!!
季節が過ぎるのが遅すぎて気持ち的にはまだ夏なのですが、時が過ぎるのは早いですね…
え?なんで中途半端な99日かって…?100日がちょうど祝日だったからです。笑

来年が近づく今、デザイナーが毎年気にするものと言えばトレンドですので(?)ちょっとした実験をしてみましょう。

AIに未来を予想してもらおう

GMOインターネットグループではAI活用を推進しており、グループ会社のGMO教えてAI株式会社から「天秤AI byGMO」というサービスがリリースされております。
こちらのサービスはブラウザで利用できるのですが、ChatGPT・Gemini・Claude 3・Perplexityの各バージョンから最大6つを選択して、同じプロンプトでの回答を比較できる優れものです。

今回はこちらの機能を使って、4つの生成AI「ChatGPT-4o」「Gemini 1.5 Pro」「Claude 3.5 Sonnet」「Perplexity」に来年のデザイントレンドを予想してもらいました。

プロンプトは以下の通りです。

2025年のWebデザイントレンドを3つ予想してください。トレンドの説明もお願いします。

ChatGPT-4o

1. インタラクティブデザインとマイクロアニメーション
インタラクティブな要素やマイクロアニメーションは、ユーザーエクスペリエンスを向上させるためにますます重要になります。これらはページの読み込み時間を最小限にしつつ、ユーザーの注意を引き付け、サイト内での行動を促進します。たとえば、スクロールアクションに応じて変化する背景や、ボタンをホバーした際の微細なアニメーションなどが、ユーザーとのより深いつながりを生むでしょう。

2. 音声ユーザーインターフェース(VUI)と音声検索の統合
近年のAI技術の進化と音声認識の向上により、音声ユーザーインターフェースはWebデザインにおいても主要な役割を果たすようになると考えられます。音声検索の機能がウェブサイトに直接組み込まれ、ユーザーは話しかけるだけで情報を得たりナビゲートできるようになるでしょう。これにより、ウェブ体験がより直感的でアクセシブルになります。

3. サステイナブルデザインとエネルギー効率の重視
気候変動への関心の高まりとともに、Webデザインにおいてもサステイナビリティへの意識が重要になります。デザイナーや開発者は、エネルギー消費を抑えたコードの使用や軽量なデザインを追求することで、環境負荷を減らすことに注力するでしょう。また、持続可能な製品やプロジェクトを指向するブランドイメージを強調したデザインが増えてくることが予想されます。

Gemini 1.5 Pro

1. エクスペリメンタルなインタラクション:感覚を刺激するWeb体験
静的なページから、ユーザーの感覚を刺激するインタラクティブな体験へと進化します。アニメーション、マイクロインタラクション、パララックススクロールなどを駆使し、ユーザーの五感を刺激するような、没入感のあるWeb体験を提供します。
具体例:
・カーソルに合わせて変化する背景画像やテキストエフェクト
・音声やジェスチャーで操作できるインタフェース
・製品を360度回転させて細部まで確認できるインタラクティブな3Dモデル
・VR/AR技術を活用した、よりリアルなバーチャル体験

2. AIによるハイパーパーソナライゼーション:一人ひとりに最適化されたWeb体験
AIは、ユーザーの行動履歴や嗜好を分析し、ウェブサイトのコンテンツ、レイアウト、デザインなどをリアルタイムで個別に最適化します。これにより、ユーザーは自分に最も関連性の高い情報やサービスを、ストレスなく得られるようになります。
具体例:
・過去の閲覧履歴に基づいたおすすめ商品の表示
・ユーザーの興味関心に合わせた動的なコンテンツ配信
・ユーザーの所在地や時間に合わせた最適な言語や通貨での表示
・アクセシビリティ設定の自動調整

3. インクルーシブデザイン:あらゆる人がアクセスしやすいWeb
年齢、性別、国籍、障害の有無に関わらず、誰もが等しくアクセスしやすいWebデザインが求められます。多様なニーズに対応できるよう、フォントサイズ、色使い、キーボード操作など、細部にまで配慮した設計が重要となります。
具体例:
・色覚多様性に対応したカラーコントラストの高いデザイン
・スクリーンリーダーに対応した分かりやすいHTML構造
・字幕や音声解説付きの動画コンテンツ
・多言語対応

Claude 3.5 Sonnet

1. 没入型3D・AR体験
ウェブブラウザの性能向上とARデバイスの普及により、没入感のある3DやAR体験がウェブサイトに組み込まれるようになります。製品の3Dビューアーや、仮想ショールーム、インタラクティブな3D背景などが一般的になるでしょう。ユーザーはより直感的かつ魅力的な方法でコンテンツと対話できるようになります。

2. AIパーソナライゼーション
AIがユーザーの行動、好み、コンテキストを分析し、それぞれのユーザーに合わせてウェブサイトのレイアウト、コンテンツ、機能をリアルタイムでカスタマイズします。これにより、ユーザー体験が大幅に向上し、コンバージョン率が上がることが期待されます。例えば、ユーザーの興味に基づいて動的にコンテンツを変更したり、ユーザーの行動パターンに応じてナビゲーションを最適化したりします。

3. ボイスユーザーインターフェース(VUI)の統合
音声認識技術の進歩と音声アシスタントの普及により、ウェブサイトにボイスユーザーインターフェースが統合されるようになります。ユーザーは音声コマンドでウェブサイトを操作したり、情報を検索したりできるようになります。これにより、アクセシビリティが向上し、より自然で直感的なインタラクションが可能になります。デザイナーは視覚的なデザインだけでなく、音声インタラクションのデザインにも注力するようになるでしょう。

Perplexity

カスタムイラストレーション
2025年には、カスタムイラストレーションがウェブデザインの重要なトレンドになると予想されています。カスタムイラストレーションは、ストック画像と異なり、ブランドのアイデンティティとメッセージを反映するようにカスタマイズされたものです。これにより、ユニークで記憶に残る体験を提供し、オーディエンスとの強い結びつきを生み出すことができます。カスタムイラストレーションは、サイトの視覚的魅力を高め、より魅力的にして親しみやすいものにします。

モバイルファーストなデザイン
スマートフォンからのアクセスが増加しているため、モバイルファーストなデザインが重要になっています。2025年でも、このトレンドは続く予定で、ウェブサイトはスマートフォンで最適化されたデザインを採用することが求められます。モバイルファーストのサイトでは、縦長のコンテンツエリアが中心に配置され、その周囲に背景やメニューがレイアウトされることが多く、モバイルデバイスでの使い勝手が重視されます。

Webアクセシビリティに配慮したデザイン
Webアクセシビリティは、年齢や身体的条件に関わらず、誰もがウェブ上の情報にアクセスし、利用できることを意味します。2025年にも、このトレンドは続き、テキストの可読性の向上、キーボードでの操作の可能化、色や形の違いのみで意味を表現しないことなどが重要視されます。Webアクセシビリティに配慮することで、サイトの利用者層が広がり、結果的にユーザー数が増加する可能性が高まります。

AI予想をAIにまとめてもらったー

いかがでしたでしょうか?
それぞれ微妙な違いはあるものの、どのAIも近しいものを挙げているように思います。Perplexityだけは現在のWebから検索して情報を出してくれるので、若干今のトレンドに近いように感じました。
個人的にはアクセシビリティに言及している予想が気になっています。今年、ウェブアクセシビリティに関する法律が改正されているので、そういったポイントを押さえているのがすごいなと思いました。

ちなみに、天秤AI byGMOには「壁打ち」という機能があって、それぞれの回答をいい感じにまとめてくれるので、代表してGemini 1.5 Proが分かりやすくまとめてくれた来年のトレンド予想を最後にご紹介します。

1. 五感を刺激する、没入感のあるWeb体験へ
・単なる平面的なウェブサイトを超え、ユーザーが実際に「体験」できるようなインタラクティブな空間が出現します。
・3D技術とAR/VR技術の進化により、ユーザーは商品を360度閲覧したり、仮想空間を移動したりできるようになります。
・eコマースでのバーチャル試着、不動産物件のVR内覧、教育分野での仮想空間での学習など、様々な分野での応用が期待されます。

2. AIによるパーソナライズ化で、あなただけのためのWeb体験を
・AIがユーザーの行動履歴や好みを学習し、ウェブサイトのコンテンツ、デザイン、機能をリアルタイムで最適化。
・ユーザー一人ひとりに合わせた情報やサービスを提供することで、利便性と満足度が向上。
・個別におすすめ商品を表示したり、ユーザーのニーズに合ったナビゲーションを提供したりすることが可能になります。

3. 誰も取り残さない、インクルーシブデザインの浸透
・年齢、性別、国籍、障害の有無に関わらず、誰もが等しくアクセスしやすいウェブサイト作りが必須に。
・テキストの可読性向上、キーボード操作の対応、色覚多様性への配慮など、アクセシビリティを考慮した設計が重要視されます。
・音声認識技術の進化により、音声でウェブサイトを操作できるボイスユーザーインターフェース(VUI) の導入も進む見込みです。

正解は99日後!というわけではないですが、来年どんなデザインが台頭するかを楽しみに待ちたいと思います。
ひよこベアでした。

この記事を気に入ったら

ひよこベア

ひよこベア

かわよいものを愛でるアラサーデザイナー なるようになる をモットーに日々息しております

この人が書いた記事を見る >>
カモメのアイコンTOP