皆様こんにちは。ベイちゃんです!
最近はポートフォリオ添削をさせてもらう機会も少しずつ増えてきて、学生さんのレベルの高さに毎回驚いています。
「私が学生のときこんなことできたか…?」と思い返して、ちょっと焦ることもあります💦
これまではポートフォリオを「作る側」として見てきましたが、入社して「見る側」の立場に回ってみると、いろいろな発見がありました。
今回はそんな気づきをまとめてみようと思います!
ポートフォリオとは?
私は、学生のころポートフォリオは「作品集」だと思っていました。
自分の作品を並べて「私はこれくらいできます!」と見せるイメージ。
しかし、実際にいろんな方のポートフォリオを見る側になって気づいたのは、作品だけだと意外と印象に残りにくいということ。
完成度が高い人は多く、「すごい!」と思っても、たくさん見ていくうちに「あれ、どんな人だったっけ?」となってしまう…。
そこで気づいたのは、ポートフォリオは「作品集」というより「ドキュメンタリー」に近いのかも、ということです。
有名なドキュメンタリー番組からの学び

皆さんは「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組を見たことがありますか?
あの番組って、完成した作品を見せるだけではなく、その人がどう考えて、どう迷って、どう工夫して、どんなふうに成長してきたのかを深掘りしていますよね。
ポートフォリオもまさにそれと同じで、完成品そのものよりも、その人がどうやってそこにたどり着いたのかが伝わると印象に残るんです。
ポートフォリオ制作でよく「プロセスが大事だ!」と言われるのは、きっとこういうことなんだと思います。
プロセスは「段取り+思考の跡」で見せる

ではそのプロセスですが、どんな風に見せるのが良いのでしょうか。
私のおすすめは「段取り+思考の跡」で見せる方法です。
1.段取りを整理する
まずはプロセスを段取りごとに整理しましょう。
「Step1 → Step2 → Step3…」のように図解にまとめ、全体の流れが一目でわかるようにします。
さらに「Before/After」のように実際のビジュアルを添える方法も、変化が直感的に理解できるのでおすすめです。
2.思考の跡を混ぜる
段取りだけをきれいに並べてしまうと作業記録のようになってしまいます。
そこで大切なのが、迷いや判断の跡を少し加えることです。
A案・B案・C案と複数案を作成したが、最終的に◯◯という理由でB案を選んだ。
初稿では落ち着いた色を使ったが、クライアントから「もっと明るい方がいい」と指摘を受け、◯◯を調整することで希望にも応えつつ、目的からも外れないようにした。
こちらは例ですが、こうした思考の跡を入れることで「この人ちゃんと考えてるな」と伝わりますし、ちょっとした人柄までにじみ出ます。
実際の仕事でも、最初から最後までスムーズに進むことはほとんどありません。
むしろ、迷ったり、修正したり、工夫を重ねたゴツゴツした過程の方がリアルで印象に残ると思います。
まとめ
ポートフォリオは作品の完成度を見せるだけでなく、考え方や成長の過程を見せる場でもあると思います。
段取りで流れを整理しつつ、迷いや判断の跡を混ぜていく。それだけで「あ、この人はこう考えるんだな」と伝わるポートフォリオになります。
私もまだまだ勉強中ですが、この記事がポートフォリオ制作で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです!