2022.07.19

その他

モノクロフィルム現像

久しぶりの投稿になりました、こーでィーです。

今回は、最近僕の中でのブームになっているフィルムカメラの現像について紹介したいと思います。

そもそも自分で現像しよう、と思いたった理由ですが、
カメラ屋さんでのフィルムの現像費用が1回300円くらいかなぁ?と思って持っていったところ、1,000円近くすることを知ったからです。。
さらに現像した写真をスマホにデータ転送するにも1,000円近くかかることが驚きでした。(お店で違ったりもしますが、、)

また、「モノクロ写真の現像を今後何度もするのであれば、自分で道具揃えてした方がコスパがいいよ(わりと簡単にできるよ)」とお聞きして、自分でやった方が愛着も湧くだろうし、面白そうと思って始めたのがきっかけでしたww
ですが、正直なところ道具を揃えるのに全部で1万円近くかかってしまいます。
なので、現像やってみようかなと悩んでいる方は
今後どれくらい現像する機会があるのか、自分のお財布とも相談した上で挑戦してみてください。

まだ4、5回程度しか現像していない素人ですが、参考までにご覧ください。

準備物

まずは、現像する際に必要となるものを紹介したいと思います。

液体についてはいろいろ種類があるらしく、とくに現像液にはフィルムとの相性もあるらしいので調べながら準備するのをお勧めします!

  • 1現像液
  • 2停止液
  • 3定着液
  • 4現像タンク
  • 5温度計
  • 6メスカップ
  • 7ボトル
  • 8スポンジ
  • 9フィルムピッカー
  • クリップ
  • ハサミ
  • 攪拌(かくはん)棒
  • ストップウォッチ
  • ダークバッグ

以上が現像するにあったっての必要最低限のものになります。

なくても困らないのですが、水洗促進剤や水滴防止剤があると現像する際に手間を省くことができたりします。
※水洗促進剤:定着作業での不要成分を効率よく排出することが可能(水道代がうきますw)。
※水滴防止剤:フィルムを乾燥する際に水滴によるムラが起こるのを防ぐことができます。

攪拌(かくはん)棒や現像したフィルムを乾燥させる際に使用するクリップに関しては家にあるものを代用して使ったりしています。

液体に関しては、
現像液:FUJIFILM 黒白フィルム小型タンク用微粒子現像剤 ミクロファイン
停止液:近代インターナショナル 臭わない停止液
定着液:FUJIFILM 黒白フィルム・印画紙手現用定着剤 スーパーフジフィックスL
を使用しています。

続いては、現像する際に使用する液体の準備(希釈)をしていきます。

液体の準備(希釈)

液を作る際は、薬品を扱うので念のためマスク・手袋・ゴーグルをして作ることをお勧めします。

液体の量は現像タンクをひっくり返すとどのくらいの量が必要か書いてあったりするのでそちらをご覧ください。(僕はフィルムが全部浸かる分の量入れればいいのかなーと適当にやったりしてました。)
今回は300mlの量で液体を作っていきます。

まずは、現像液です。
現像液は希釈率 1:4 で作っていきます。
原液:60ml + 水:240ml
を入れて攪拌して、ボトルに入れておきます。

続いて、停止液を作ります。
停止液は 原液:9ml + 水:300ml
を入れて攪拌してボトルに入れておきます。

最後に、定着液を作っていきます。
定着液は希釈率 1:4 で作っていきます。
原液:60ml + 水:240ml
を入れて攪拌してボトルに入れておきます。

初期水洗と水洗用で使用する水も2,000mlほど用意しておきます。

これで現像に使用する液体の準備は完了です。
液体の温度はすべて20°くらいにしておきます。(この温度によって現像時間が変わってくるので、違う温度で試したいという方は都度調べてみてください。)

液体の準備が完了したら、フィルムのベロ出しとフィルムの巻き取りをしていきます。

フィルムのベロ出し&巻き取り

フィルムのベロ出し

現像に使用するフィルムのベロが出ていない方に関しては、フィルムのベロを出す作業を行わないといけません。
カメラからフィルムを取り出した際に、画像のようにベロが出ている状態の方は飛ばして「フィルムの巻き取り」に進んでください。

フィルムのベロを出す際に、フィルムピッカーを使用します。

↑画像を見ると、フィルムピッカーに「A」「B」の表示があります。
この2つの部分をスライドさせて取り出すようになっています。フィルムピッカーを使用する際は、画像のようにスライド部分を左側にした状態から使います。

  • まず、フィルムの口にフィルムピッカーの黒いヒラヒラを差し込みます。
  • 続いて、Aの部分をスライドします。
  • Aの部分をスライドさせたら、フィルムの横のつまみを時計と反対周りに回します。つまみを回しておくと「カチッ」と音がするのでそこで回すのをストップします。
  • 最後にBの部分を最後までスライドさせ、フィルムピッカーとフィルムをゆっくり離すとフィルムのベロが出てきます。

これで続いて行うフィルムの巻き取りの準備ができました。
また、フィルムピッカー持ってないよという方でも、フィルムピッカーを使わずに取り出す方法もあるのでぜひ調べてみてください。
僕もはじめの1、2回はフィルムピッカー使わずに取り出していました。

フィルムの巻き取り

ベロが出ている状態になりましたら、フィルムの巻き取りをスムーズに行うため画像の点線部分を切ります。
また、画像の丸で囲っているところのように反対側も丸みを持たせながら切っていきます

続いてはフィルムの巻き取りを行っていきます。
ここからの作業は、ダークバッグなどを使用して必ず光の入らないところで行ってください。(微細な光でもフィルムが感光してしまいます。)
はじめは暗くて大変かもしれませんが、慣れると簡単にできる作業になります。

  • まず、現像タンクからリールを取り出し、準備します。
  • 続いて、先ほど先端をカットしたフィルムをリールの溝部分に差し込みます。
  • 差し込めたらあとは下のように、リールの片方を回してフィルムを巻き込みます。
  • 最後までフィルムを巻き込めましたらフィルムを切って現像タンクに入れます。
  • 現像タンクに入れたらしっかり蓋をして光が入らないようにして終わりです。

ここまでの作業をダークバッグの中で行います。
こちらがダークバッグです。このバッグの中で巻き取り作業を行うことで、フィルムの感光を防ぐことができます。

現像処理

ここから「液体の準備」で用意した液体を使って現像します。
ストップウォッチの準備もしておいてください。

今回、300mlで液体温度が20°なので以下のような時間で行っていきます。

  • 初期水洗 30秒
  • 現像 5分30秒
  • 停止 30秒
  • 定着 4分
  • 水洗 3セット

初期水洗

1.現像タンクに水を300ml入れ、30秒ほど連続攪拌します。
2.30秒連続攪拌したら水を流します。
※こちらの初期水洗ですが、やらない方もいるそうなのでご自身の判断にお任せします。

↓攪拌の様子です。

現像

1.現像液を現像タンクに入れます。
2.60秒ほど連続攪拌します。
3.連続攪拌後は、現像タンクの底をテーブルや流し台にカンカンと軽くたたきつけてフィルムについてる気泡を抜きます。
(フィルムに気泡がついたままだと気泡の部分は現像液に触れないのでそこだけ現像が進行しないでムラとして残ってしまうことになるため大事な工程になります。)
その後、タンクを置いて50秒ほど放置状態にします。
4.50秒経ちましたら、続いて10秒間攪拌します。
この、気泡抜き→50秒放置→10秒攪拌を5回繰り返します。
5.終わりましたら、現像液を元のボトルに戻します。

停止

1.停止液を現像タンクに入れます。
2.30秒連続攪拌を行い、停止液を元のボトルに戻します。

定着

1.定着液を現像タンクに入れます。
2.30秒ほど連続攪拌をします。
3.連続攪拌後は、現像液の時に行った気泡抜き→50秒放置→10秒攪拌を4回繰り返し行います。
4.終わりましたら、定着液を元のボトルに戻します。

水洗

1.最後に水洗します。
2.現像タンクに水を入れ攪拌して水を流す作業を3セットほど行います。
※攪拌回数:1セット目→5回、2セット目→15回、3セット目→25回 (大体の回数でやってます。)

乾燥

最後の水洗が終わりましたら、現像タンクの蓋を開けフィルムを取り出します。
そして、フィルムを乾燥させます。乾燥させる場所については、ホコリがたちにくい場所、強い日射しなど当たらないところで乾燥させます。
一般的には、お風呂場がベストという方が多いです。(僕もお風呂場で乾燥させています。)

フィルムの端をクリップで留めて吊るします。また、カール防止として逆の端にも重りとしてクリップを留めておくと良いです。

フィルムを吊るしたら、スポンジを使って上から下に余分な水滴を落とします。強くやりすぎるとフィルムを傷つけてしまうため、優しく水滴を落します。
(スポンジではなく水滴防止剤を使うやり方もあるそうです。)

スポンジを使って水滴を落としたら、あとは自然乾燥します。
フィルムが乾いたら、ネガシートに入れ保管します。

以上がフィルム現像の流れになります。

現像した画像になります。

フィルムをデータ化したい場合は、フィルムスャナーを使ったりします。
僕はこちらを使用しています。(2009年発売のものですww)

カメラ屋さんでもしてくれるところもあるのでお金払ってデータ化してもらってもいいと思います!

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回現像の一通りの流れを紹介しましたが、このやり方が正解とは限りません。
液体温度や攪拌・放置の時間、攪拌の強さなどでも現像結果は多少違ってくるらしいので、いろいろ調べて・試してみて自分の好みの現像ができるようにやってみてください!

最後に、、クリエイティブメンバーのふじもんさんまだつぼみさんがカメラや動画に関する記事を載せています。
どの記事もおもしろい内容なので是非ご覧ください‼︎

↓ふじもんさんの記事
写真×事前準備×非日常の話
写ルンです使って分かったメリット・デメリット
GR3ってどんなカメラ?
【写真レタッチ】ティール&オレンジを試してみた

↓まだつぼみさんの記事
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地元の山で静かに空撮してみた

この記事を書いた人

こーでィ

こーでィ

フロントエンドエンジニア

2020年入社です。