みんみんのカメラ日記 Vol.1

はじめに – 全くの知識ゼロからのスタート

「カメラが欲しい。」
そう思ったとき、私のカメラ知識は完全にゼロでした。
F値?ISO?シャッタースピード?何それ?というレベルです。
でも、綺麗な写真を撮りたい、あの瞬間を記録したいという気持ちだけは長年変わらず確かでした。

そんな私が、フルサイズミラーレスカメラを手にしてまだ3週間です。
この記事では、完全初心者だった私がソニーα7 IIIを選び、試行錯誤しながら学んでいく過程をリアルにお伝えします。

まずは2大ブランドの比較から

カメラ選びを始めるにあたって、まず候補を絞ることにしました。
調べていくうちに、キヤノン、ソニーの2大ブランドに絞るのが無難だと判断しました。
それぞれの優位性は以下になります。

キヤノン
  • ・カメラ業界のシェアNo.1
  • ・レンズのラインナップが豊富
  • ・色味が柔らかく、人物撮影に定評
  • ・初心者向けのサポートが充実
ソニー
  • ・ミラーレス市場でのトップランナー
  • ・最新技術の積極的な導入
  • ・強力な手ブレ補正機能
  • ・動画性能も優れている

どれも魅力的で、正直迷いました。

先輩たちに相談 – ソニーに決めた理由

悩んだ末、社内のカメラ好きの先輩4人に相談することに、皆さん快く相談に乗ってくれて、それぞれの経験から貴重なアドバイスをもらいました。
決め手となったソニーの強みはこんな感じでした。

強力な手ブレ補正機能
  • ・初心者は手ブレしやすい
  • ・ボディ内5軸手ブレ補正で失敗を減らせる
  • ・動きながらの撮影でも安心
瞳オートフォーカス
  • ・人物撮影で自動的に瞳にピントが合う
  • ・初心者でもプロ並みのポートレートが撮れる
ミラーレスの先駆者
  • ・技術的に一歩先を行っている
  • ・今後のアップデートにも期待できる

先輩たちの実体験に基づくアドバイスは説得力があり、「初心者こそソニー」という言葉に背中を押されました。

αシリーズの中から – α7 IIIを選択

ソニーに決めたものの、次はどのモデルにするかという問題。
αシリーズには様々なモデルがありますが、私が選んだのはα7 III(A7M3)でした。

α7 IVやα7Cなど新しいモデルもありますが、α7 IIIは「名作」と呼ばれるだけあって、バランスの良さ2420万画素長時間バッテリーなど、今でも多くのプロが使い続けている信頼性の高いモデルです。

自宅で記念写真1枚

いざ購入! – カメラのキタムラ中央店へ

購入先はカメラのキタムラ中央店に決めました。下取りを利用したおかげで、約20万円でα7 IIIボディを手に入れることができました。かなりお得でした!

カメラ店に行くと、よく「レンズキット」として売られていますよね。
でも、先輩たちから強く言われたのが「絶対にレンズキットで買わないこと」でした。
キットレンズの性能は中途半端で、せっかくフルサイズボディを買うのに、レンズで性能を活かせない、結局すぐに買い替えたくなります。

結果、ボディと一緒に購入したのは、ソニー FE 50mm F1.8 単焦点レンズ。約3万円と初心者に優しく、背景ボケが美しいです。人間の視野に近く自然な写真が撮れます。
カメラ本体とレンズを買って終わりではありません。
快適に撮影するための準備も必要でしたので、データを保存するSDカードは2枚購入しました。

  • ソニー TOUGH 256GB – メインカードとして使用
  • SanDisk 128GB – サブ用として

α7 IIIはデュアルスロットなので、2枚同時に使用できます。
メインのTOUGHは高速書き込み、防水・耐衝撃性能を備えており、万が一に備えて同じデータを2枚に記録する設定にしています。

すぐに直面した問題 – ズームレンズの必要性

準備万端で迎えた初めての本格的な撮影は結婚式でした。
正直、この時点ではカメラの設定なんて全く分かりませんでした。だから全てAUTOモードで撮影しました。
初心者でもAUTOモードで満足のいく写真が撮れる。これがソニーを選んで良かったと思った瞬間でした。

でも結婚式撮影で痛感したのが、単焦点レンズだけでは限界があるということ。
距離調整の自由度によって、「やっぱりズームレンズが欲しい…」

ズームレンズ購入を相談すると、先輩から「絶対に200mmまで買った方がいい」とアドバイスをもらいました。
「24-75mmを買っても、結局もっと広角が欲しくなる。最初から24-200mmのような便利ズームがおすすめ」という先輩の言葉に納得しました。

購入前に、会社のバータイムで試し撮りで、優しい先輩からタムロン 28-200mm F/2.8-5.6を借りて実際に使ってみることになりました。
社内イベントのバータイムで使用してみたところ、その便利さに感動しました!
広角28mmから望遠200mmまで1本でほぼカバーでき、レンズ交換も不要で、便利ズームなのに画質が良いでした。
「これは買うしかない!」と確信しました。

実は最初、20-200mm F3.5-6.3 DGも候補でした。
人気すぎて在庫がない、どこの店舗も品切れという状況でした。
シグマも素晴らしいレンズですが、タイミングが合わず断念しました。
でも結果的に、タムロンを選んで大正解でした。

最終的に購入したのはタムロン25-200mm F/2.8-5.6 Di III VXD G2(最新モデル)。
価格は11万円を超えていて、正直、高いと思いました。

レンズ交換の手間が省ける、複数本買うより結果的に安い、ボディ内手ブレ補正と協調制御できて、そう考えると、十分に価値のある投資だと判断しました。

先週の日曜 – 先輩たちと撮影会

タムロン購入後、先週の日曜日に先輩たち3人と一緒に撮影会に行きました。
この日、数百枚の写真を撮影しました。場所を回り、それぞれが自由に撮影を楽しみました。
同じ場所でも、人によって全く違う写真になるのが面白かったです。
撮影を通じて、実践の中で自分なりの撮り方を模索していきました。
3枚写真だけを共有します。

3週間での学び – 現在の撮影スタイル

カメラを手にして3週間。今ではPモード(プログラムオート)をベースに、自分で設定を調整しながら撮影しています。
Pモードとは、カメラが適正な露出を自動設定できるが、自分で微調整ができて、AUTOより自由度が高く、Mモードより簡単でした。

YouTubeや様々な記事を見ながら、色温度の調整方法を自分で学びました。
まだまだ試行錯誤中ですが、K値を変えることで写真の雰囲気が変わることを実感しています:

  • 高いK値(暖色) – 夕焼けっぽい温かみのある写真
  • 低いK値(寒色) – クールで澄んだ印象
  • シーンに合わせた調整 – カフェなら暖かめ、海なら冷たくなど

カメラ本体で特定の色だけを調整できることを知り、試行錯誤しながら使い方を覚えました:

  • R(レッド) – 人物の肌の色味を調整
  • G(グリーン) – 植物の鮮やかさを調整
  • B(ブルー) – 空や海の深みを調整
  • Y(イエロー) – 光の温かみを調整

まだまだ上手く使いこなせていませんが、少しずつ自分の「色」を探しています。

Lightroomとの出会い – RAW画像の素晴らしさ

撮影と同じくらい重要なのが、現像(編集)だと知りました。
RAW画像で撮影する理由は、圧倒的な情報量があり、明るさ、色、コントラストを大幅に調整可能でした。

Adobe Lightroomでスライダーで簡単調整できて、好みの設定を保存・適用もできます。似た写真をまとめて調整できます!

RAW現像を覚えてから、写真の楽しさが何倍にも広がりました。
まだまだ使いこなせていない機能がたくさんありますが、これから学んでいくのが楽しみです。

予算の目安

私の場合の総額:

  • α7 IIIボディ: 約20万円(下取り利用)
  • 50mm F1.8: 約3万円
  • タムロン25-200mm: 約11万円
  • SDカード: 約2万円(SanDisk 128GB + TOUGH 256GB)
  • 合計: 約36万円

決して安くはありませんが、趣味として長く楽しめることを考えれば、十分価値のある投資だと感じています。

まとめ – カメラが変えた私の日常

カメラを始めて、まだたった3週間しかないです。
まだまだ初心者ですが、日常の見方が少し変わってきました。
光の美しさに気づくようになった、構図を意識して物事を見るようになった、瞬間を切り取る、喜びを知りました。

知識ゼロから始めた私でも、3週間で少しずつ成長できる実感があります。
まだまだ学ぶことはたくさんありますが、YouTubeや記事を見ながら、自分で試行錯誤して少しずつ上達していきたいです。
その過程自体が、とても楽しいです。

さあ、一緒に最高の一枚を撮りに行きませんか?

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