2024.10.17

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働き方

私がwebデザイナーを目指すまで

みなさん初めまして。
webデザイナーとして今年の9月に入社したかいみーです。

現在入社して2ヶ月目に突入しましたが、今回ブログを書く機会をいただき、私に何が書けるだろうと考えていました。
今回は自己紹介を兼ねて私の経歴や、なぜwebデザイナーになろうと思ったのかをお話ししたいと思います。

現在未経験からwebデザイナーを目指している人や、GMO宮崎オフィスではどんな人が働いているのかを知りたい人がたくさんいると思ったので、少しでも参考になればいいなと思います。

宮崎で過ごした幼少期から高校までの話

私は生まれも育ちも宮崎市で高校卒業まで宮崎で過ごしていました。3歳から高校を卒業するまで約15年間ピアノをやっていましたが、練習は大嫌いでした。

その一方で幼少期は、絵を描くことや、工作、のこぎりで板を切ってトンカチと釘で犬小屋を作ったりしていました。
小学生の時の一番好きな教科は図工で、中学・高校でも美術が一番の楽しみだったことを覚えています。

そんな風に、とにかく何かを作ることが好きだったのですが、「クリエイティブ」な仕事は才能やセンスが必要だと思い、自分には無理だと感じていました。
これは幼少期からのピアノ経験から、芸術分野には努力だけでなく才能が求められると自然に感じていたためです。

親が公務員だった影響もあり、漠然と将来は自分も公務員になるのだろうなと思っていました。中学・高校でも周りに大学進学を目指す人が多かったため、自分も大学に行き、公務員になろうと考えていました。

大学時代の話

高校卒業後、福岡の大学に進学した私は何か新しいことを始めたいと思っていました。

そう考えていた時、偶然少林寺拳法の部活の勧誘を受け、入部することにしました。
一人暮らしを始めたばかりで友達もいなくて寂しかった時に、親切にしてくれたことが嬉しかったのと、先輩方の姿を見て「かっこいい」と思ったこと、さらに人数が多く友人がたくさんできそうだと思ったことが、選んだ決め手です。

実際に入部してからは部活動にのめり込み、仲間とともに大会で結果を残すために朝から晩まで練習し、大会遠征費や合宿のための費用を稼ぐためにほぼ毎日アルバイト漬けの日々を送りました。

楽しく充実して過ごしていた一方で、「何かを作る」という趣味は忘れていたと思います。ただ、今でも覚えているのは、大学での勉強には全く興味がなく、つまらないなと感じていた時に、友人が「私は今やりたかった勉強ができてすごく楽しい」と言っていて、その姿が印象に残っています。
その時の友人がすごく輝いて見えて、「もう少し進路を考えておけば良かったな、羨ましいな」と感じたことを覚えています。

そんな思いを抱きつつも、大学では良い友人に出会って、少林寺拳法に4年間打ち込むことができ、アルバイトでもさまざまな経験を積むことができたと思います。

就職した時の話

法学部だったことと少林寺拳法をやっていた経験を活かせる職業に就こうと思い、縁あって故郷の宮崎県警に警察官として就職しました。

大学を卒業してからは警察学校に入校し、毎日体力と気力の限界を感じながらも、周りの同期や教官に支えられて6ヶ月の警察学校を終え、交番勤務に着くことができました。
この頃には仕事から帰ったら気絶するように眠り、休日も疲れていて一日中家で過ごすことが多かったです。

しかし、警察官になって1年が経つ頃、転機が訪れました。
それは、一つ上の先輩が「芸人を目指すから仕事を辞める」と聞いた時です。その姿を見て、私は「せっかく警察官になったのにもったいない」という考えよりも「なんかかっこいいな」と思いました。大人になってから自分の夢を目指すのは相当な覚悟がいることだと思います。

その時、「私って本当は何がしたいんだろう、何が好きだったけ?」とよく考えるようになりました。それから何年かぶりに「何かを作るって楽しかったな」という気持ちを思い出し、それを強くやりたいと思うようになりました。
しかし、仕事を突然辞めるのは浅い考えだと思ったので、これからの1年は本気で仕事に取り組み、何かしら結果を残そう、それでも気持ちが変わらなければ別の道に進もうと考えました。

それから1年、がむしゃらに仕事に向き合った結果、やりがいを感じるようになり、仕事でも結果が出るようになっていきました。同期とも定期的に集まって食事に行くぐらい仲が良く、尊敬する上司もいました。
しかし、やはり1年経って考えた結果、自分の好きなことを仕事にしたいという気持ちに変わりはなく、「挑戦するなら今のタイミングかもしれない」と思いました。

これは「2年間しっかり仕事を務めることができた、これならどこに行ってもやっていける」と自信になったことも1つあると思います。

webデザインを学び始めた時の話

2年間勤務した警察官を退職した後は、何かクリエイティブなことが学べるスクールに入ろうか、でも金銭的にどうしようか、全くの未経験でも実務経験を積めるアルバイトはないかと調べていました。

そんな時、家に回覧板が回ってきて、webデザイナー科の職業訓練のチラシが入っていることに気づきました。「デザイナー」という言葉に惹かれたことと、これからはパソコンも使えるようにならないといけないなと思い、応募することにしました。

その後、職業訓練に通うようになり、webデザインを学び始めると、初めて勉強が楽しいと感じるようになりました。あの時の大学時代の友人が楽しそうに勉強していた姿がこの時になってようやく理解できました。

デザインなんてセンスがないとできないんじゃないかと思っていましたが、デザイナーはアーティストではないということもわかり、勉強すればするほど上達する楽しさを実感しました。こうして私はwebデザイナーを目指すことにしました。

職業訓練でのことは次のブログで書く予定なので割愛します。次回も読んでいただけたら嬉しいです。

最後に

私は中途で未経験からwebデザイナーになりました。専門学校や美大に通わず、デザインとは全く畑違いのところで働いていたため、一見遠回りしたように見えますが、全く後悔していません。

大学時代の友人との出会いや前職で頑張った経験が、webデザイナーになる上で欠かせない経験だったと思っています。面接ではポートフォリオも採用された要素の一つであったと思いますが、今までの経験を通して「自分自身の人となり」を伝えることができたと感じています。

未経験からデザイナーになることに不安を持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、GMO宮崎オフィスには私と同じように未経験でwebデザイナーになっている方が多いです。今回のブログでは、その中の1人として私の経験をお話ししましたが、こんな経歴の人もいるんだなと、未経験でも挑戦してみようと少しでも勇気を持って一歩を踏み出すきっかけになってもらえれば嬉しいです。

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かいみー

かいみー

2024年9月入社です。海を眺めるのが好きです。

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