2019.11.14

その他

写真×事前準備×非日常の話

写真×事前準備×非日常の話

GMOインターネット 宮崎オフィス WEBデザイナー兼カメラ部(宮崎支部)部長のふじもんと申します、主にデザインや写真、時折映像についてご紹介出来ればと思います。宜しくお願い致します。

記念すべき初稿は「写真」にまつわるお話をさせて頂きます。
※マニアック注意

先日カメラ部の部員よりこんな質問がありました。
「こんな写真を撮るにはどうしたらいいですか?光って自然光ですか?」


とても良い質問だと思いました。
この写真を撮影した本人がどういう意図で撮ったのかは分かりませんが恐らく「今だ!」と思い自然とシャッターを切ったのではないかと思います。(憶測ですが・・)
今回の質問でいうと、「狙ってこういう写真が撮れるようになりたい」というのが近いのかもしれませんのであくまで「僕ならこうする」という方法をご紹介します。

事前準備

撮りたいもの(ロケーション)を作り込むとしたら以下のようなことができると思います。
▼カーテンの開け具合で光の量・形を調節
・例えばカーテンを全開にすれば部屋の中全体が明るくなる、逆にカーテンを閉めて光の侵入口を狭めれば細長い筋のような光に変わる。

▼光の種類を選ぶ(朝・昼・夕)
・時間帯で光の見え方は変わると思っています。
極端に言うと
「朝は柔らかい印象」「昼は輪郭がはっきりしている」「夕は色味が強い」
自分の表現に近い光が入る時間帯を調べておくといいのかもしれません。

プロは特にこの事前準備を怠りません。
イメージを具現化するために必要不可欠な作業だからです。
では次に紹介する「非日常」と、この「事前準備」が関係するので見ていきましょう。

非日常

非日常って何・・・?
大丈夫です、言葉のとおり。「日常には非ず」(まあそもそも日常なんて人それぞれなので他人の日常が自分にとっては非日常である気もするんですが・・・もうええて!)

写真と非日常というのは凄くシンプルで「私たちが普段の生活の中で見ているもの」×「意外性があり関係性のないもの」=想像がつかない状況が生まれる訳です。

昔塩キャラメルやじゃがチョコが出た時に思いませんでしたか?
それって甘いの?しょっぱいの?想像するけど何かピンとこなくて食べてみたら思ってた味と若干違う、けど美味しい=ハマるみたいな。
原理は近いかもしれません。

ではここで例えとして僕の好きな写真家”奥山由之”さんの作品を紹介します。

【駐車場×でっかいアイスクリームを持った女の子】


どこにでもありそうな日本の風景に突如現れたブロンド髪の外国人モデル。
でもミソはそこではなく、「どこに売ってるのそれ?」と言いたくなるようなアイスクリームのオブジェ。
個人的には構図も面白くて良く思いつくなと圧巻です。

 

【街中×家のように寝そべる女の子】

 

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言い方が難しいですが、どことなく品の良さそうな女性。育ちも良さそうな清楚感。
なのに公共で家のように寝そべることで”意外性”を演出していますね。

 

【ベッド×食パン】

 


おそらくホテルのベットでしょうか。パンは食べ物であり、生き物ではありません。でもまるで人間のようにベッドに座り
刻印のような焼きあとも、まるで個性的な髪型のようにまで見えてきます。
これは対象の物を者へと変えてしまう奥山マジックですね、すきだ。

 

【海×ボーリング】

 


山でサーフィンしてる人なんていない、でもいるのなら見てみたい気はしませんか?
これも同様これはここでするのが普通という常識をくつがえすことに寄って面白い作品になっているわけですね。

いかがでしょうか。この写真を見ると何となく「事前準備」が必要なのが伝わると思います。
写真家の作品と聞くと偶然の中の奇跡の一枚が撮れる凄腕!みたいなもの想像されるかもしれませんが
演出することで作品を生み出す方もいます。
どの写真家の方も作品を通して自分の世界観を出す工夫をしているということです。

これに気がついて僕は写真がもっと好きになりました。
表現方法の肥やしになればと思います。

この記事を書いた人

ふじもん

デザイナー

ふじもんです、気がつけばアラサーです。 フィルム写真 / バンド / スケボーとかやったりやらなかったりしています。 ロックを愛しているのに革ジャンが似合いません。