2021.11.05

デザイン

2021年ロゴトレンド研究

皆さんお久しぶりです。
最近業務の中でロゴを作成する機会があったのですが、2021年のロゴトレンドを振り返る中で、デザイン以外にも面白い発見がありましたのでご紹介させていただきます。

2021年ロゴトレンド動向

まずは、2021年のロゴトレンドの動向を確認したいと思います。
ロゴトレンドに関する情報がたくさんありましたので、よく取り上げられているものを抜粋してご紹介させていただきます。

シンプル&ミニマリズム

こちらは、数年続く人気トレンドになります。
特徴として、ブラウザよりもスマホアプリでの視認性と可読性を重要視する、企業側の意識が大きく関係しているようです。

 一例としてメルカリのロゴが挙げられます。

出典:メルカリ

 2022年もロゴのUXを向上させるため、立体的なものから平面的なものへ変更が続くとみられています。

「自然とつながる必要性」

エコと環境はこれからの大きなテーマになります。

こちらの特徴として、どのジャンルでも持続可能性に向けた取り組みやデザインが求められています。その代表的なものがSDGsのロゴとアイコンです。

出典:国際連合広報センター

ロゴに使用されているカラーホイールは、17の目標の各カラーで構成されています。国際目標として2030年までによりよい世界を目指し、多くの企業・団体が達成に向け取り組んでいるので、2022年のトレンドとしても続くと見られます。

2021年のロゴトレンドデザイン

先ほどはロゴデザインの動向について確認しましたが、次はデザインについて振り返りたいと思います。

そして、自分でもトレンドロゴを作成してみたいと思い…

こちらの「BLOG」という文字を使用して、それぞれのトレンドイメージに合わせてロゴを作成してみました!これからロゴ作成する方の参考になればと思います。

ステンドグラス

美しい自然の風景と一緒に使われていることが多く、トレンドの「自然とつながる必要性」にも繋がっているため注目し直されているようです。

出典:photoshopvip

先ほどの「BLOG」にあてはめるてみると…

なかなか見ないテイストで、作成した私も新鮮でした。一味違うロゴを作成したい方におすすめです。

今回作成したものは可愛らしいイメージですが、フォントや色味を変えれば高級な雰囲気や神秘的な世界観を表現できると思います。

遠近法・透視図法

世界的なトレンドとしては「シンプル」ですが、単純化しすぎて失われてしまったデザインの魅力の一部を取り戻そうとする動きがあるそうです。控えめな遠近法や奥行きのあるデザインが特徴です。

出典:photoshopvip

先ほどの「BLOG」にあてはめるてみると…

▼ 透視図法

▼ 遠近法

どちらも奥行きを表現していますが、全く違う雰囲気になります。+αで世界観を伝えたい場合には透視図法、3Dとまではいかないが立体感が欲しい方には遠近法を試してみるのはいかがでしょうか?

シンプルな幾何学パターン

トレンドであるシンプルなロゴが作成できます。シンプルな図形だからこそひと目で分かりやすく、楽しい雰囲気のロゴを作成できます。

出典:logomarket

先ほどの「BLOG」にあてはめるてみると…

今回制作した4つのロゴの中で一番時間がかかりました。組み合わせが無限にあるので、発想次第で面白いロゴができそうです。とにかくシンプルなものを作成したい方におすすめです。

グラデーション

こちらも近年よく見かけるデザインですね。特徴としては、異なる色調ではなく同系色によるグラデーションを用いて、かわいらしさや親しみやすさを表現できます。

出典:goworkship

先ほどの「BLOG」にあてはめるてみると…

かなり華やかな雰囲気になりました。女性らしさ、若者向けなどのイメージを作成したい方におすすめです。ただし、グラデーションはうまく印刷されない場合があるので、印刷前に入稿方法を確認しておきましょう。

3Dロゴ

さまざまなデザインのシーンで3Dを取り入れた作品が一気に増加していますね。手軽に3D制作ができるツールもできているようなのでこれからさらに波が広がりそうです。


出典:logomarket

先ほどの「BLOG」にあてはめるてみると…

今までとガラッと雰囲気が変わりました。今回初めてAdobe Dimensionを使用してみましたのですが、知識のない私でもすぐ作成できたので、興味のある方は是非挑戦してみて下さい。

「BLOG」を使用した作成イメージはここまでになります。
次は、デザイナーとしてこれから勉強したい分野でのロゴトレンドになります。

これから取り入れたいロゴトレンド

モーションロゴ

アニメーション化された動くロゴよく見ますよね。ロゴが動くと静止画に比べてはるかに人の目にとまりやすく、ユーザーに強い印象を与えることができるため、導入を計画する企業が増加しているそうです。

まとめ

様々な面での意識の変化がロゴにも影響していることが分かりました。今までは、トレンドを調べて参考にする程度だったので、背景まで調べることでより理解度も上がりました。最近ではSDGsに関する情報や取り組みを情報番組やCMでも見かけるのですが、より関心を持って見るようになりました。ロゴを調べていたはずが、自分自身への変化が出てきてびっくりしています。

2022年のトレンドロゴ研究もしたいと思います。それでは、また次の記事で!

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うま

うま

Youtubeと猫を愛する新人デザイナーです。

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