みなさんこんにちは!
Webデザイナーのayakaです。
「AIでデザイン業務を効率化したいけど、具体的にどんなことができるの?」「AI画像生成の活用方法って何かあるの?」
そんな悩みをお持ちの皆様へ!
この記事では、私が最近デザイン業務で実際に試した、画像生成をメインとしたAI活用事例を2つご紹介します。
AIを活用すれば、これまで時間のかかっていた作業を効率化したり、新しいアイデアを生み出したりすることが可能です。
ぜひ最後まで読んで、日々のデザイン業務にAIを取り入れてみて下さい!
INDEX
事例① ロゴ制作時のイメージボード生成
AI活用目的
ロゴ制作の初期段階では、どうしても自分の発想の枠にとらわれてしまいがちになってしまうかと思います。
そこで、今回はAIを活用し、自分では思いつかないような視点からのイメージ提案を取り入れることで、アイデアの幅を広げ、制作時間の短縮を目指しました。
使用ツール
ChatGPT
活用方法
ChatGPTに、ロゴデザイン用のイメージボード生成を依頼しました。
プロンプトで具体的なイメージやテキスト、サービス内容、用途などを指定し、画像とテキストでアイデアを提案してもらいました。
試してみたプロンプトはこちらです。
都合上、実際の制作物の内容は掲載できませんが、例として「デザイナー向けオンラインポートフォリオサービスのロゴ」というテーマで架空のロゴのイメージボードを生成してみました。
以下のアイデアでロゴ制作用のイメージボードの画像を生成してください。
画像にはカラーパレットやフォント、イラストなどを含めて10ほどのアイデアの提案をお願いします。
また、ロゴのアイデアもテキストで提案をお願いします。
▼ロゴのイメージ
・デザイナーの可能性が広がるイメージ
・近代的イメージ
▼テキスト
・Design Bloom (デザインブルーム)
▼内容
・デザイナー向けオンラインポートフォリオサービスのロゴ
・文字だけでもマーク付きでも良い
・サービスの特徴
コミュニティ機能:他のデザイナーと繋がり、刺激を受けられる場を提供
学習コンテンツ:デザインスキル向上をサポートする充実したコンテンツ
使いやすさ:直感的に操作できるシンプルなUI/UX
▼用途
・Webサイト、広告バナー、チラシなどの印刷物、資料等
作例・結果
作例はこちらです。
花びらと蝶をモチーフに、デザイナーが成長と進化を続け、羽ばたき活躍の場を広げていくサービスのコンセプトを象徴したロゴを制作してみました。
短縮時間 : 約30分
実務では、ChatGPTが提案してくれたイメージ画像を参考に、多くのパターンを制作することができ、デザインの幅を広げることができました。
使用感
色鮮やかなイメージも提案してもらえました!
イメージ画像だけでなく、配色やフォントといった具体的なデザイン要素もテキストベースで提案してくれたため、デザインの方向性を具体的にイメージしやすく、その後の作業時間の短縮に繋がりました。
AIが提案してくれたイメージをそのままロゴにするのではなく、あくまでも参考として捉え、そこにデザイナーとしての解釈や意図を加えることで、より深く、意味のあるロゴになると思います。
応用編
例えばWebサイトなどを制作する際に、ターゲット、キーワードやイメージをAIに入力することで、デザインの方向性を定めるための参考画像として活用できそうです。
事例② YouTubeカバー画像素材制作時のイメージ画像生成
AI活用目的
初めてのYouTubeカバー画像素材のデザイン案件で、しかもキャラクターを登場させることになり、デザインの方向性で悩んでいました。
特に、全体のイメージを掴むためのアイデア出しに時間がかかりそうだと感じていました。
そこで、AIを活用して複数のイメージ画像を効率的に生成し、アイデアを取り入れることで時短できないかと考えました。
使用ツール
ChatGPT
活用方法
ChatGPTにYouTubeのカバー画像イメージを生成してもらいました。
プロンプトで具体的なキャラクター設定やイメージを伝えることで、より希望に沿ったイメージ画像を生成してもらいました。
試してみたプロンプトはこちらです。
都合上、実際の制作物の内容は掲載できませんが、例として「抹茶スイーツのレシピやカフェ巡りを紹介するチャンネル」というテーマで架空のチャンネルのカバー画像イメージを生成してみました。
YouTubeのカバー画像のイメージを複数生成してください。
キャラクターも載せる予定です。
▼YouTubeのテーマ
・抹茶スイーツのレシピやカフェ巡りを紹介するチャンネル
▼文言
・「抹茶の世界へようこそ」
▼キャラクター設定
名前:みどり
出身:抹茶の国
年齢:23歳
その他設定:抹茶の国出身。カフェ巡りが趣味。抹茶のスイーツと抹茶の魅力をみんなに伝えるのが大好きで、抹茶色の髪とカフェ風の服を着ている。
作例・結果
作例はこちらです。
今回キャラクターとして作例のイラストはAdobe Fireflyで生成して配置しています。
抹茶の豊かな緑色がイメージできるイラストや色を取り入れて、チャンネルのテーマが一目で伝わるように制作してみました。
短縮時間 : 約30分
実務では、生成されたイメージ画像を参考に、キャラクターの世界観を強調した個性的なデザインと、シンプルで見やすく信頼感を重視したデザインの2パターンを作成することができました。
使用感
キャラクターのイメージ生成もできるなんて驚きです!
ChatGPTを使う前は、イメージを形にするのに苦労していましたが、プロンプトで希望を伝えることで、想像以上に参考になるイメージ画像を生成してもらえました。
短時間で複数のイメージ画像を生成できたため、スムーズにデザイン制作に取り掛かれ、業務時間の短縮にも繋がりました。
また、カバー画像はパソコンやスマホなどの端末で表示される範囲が異なるため、それぞれのデバイスに対応できるようにデザインを工夫する必要があります。
応用編
バナーや記事のサムネイルなどのイメージの参考画像としても使用できそうです。
AIは業務をサポートしてくれる心強い味方!
今回は、私が実務で試したデザイン制作におけるAI活用事例をご紹介しました。
イメージ画像の収集やアイデア出しなど、これまで多くの時間を必要としていた工程も、AIを活用することで大幅に短縮することができました。
特にロゴデザインのイメージボード生成では、プロンプトを工夫することでイメージ画像だけでなく、テキストベースでの提案も得られるようになり、具体的なデザインイメージを膨らませる上で非常に役立ちました。
AIは、デザイナーの業務をサポートしてくれる心強い味方だと実感しています。
今回の記事が、AIを活用したデザイン制作に興味を持つきっかけになれば幸いです。
また、この記事でAI活用に興味を持った方は、過去に私が書いたデザイン×AI活用事例の記事もぜひチェックしてみてください!