AI

Claudeのトークン貧乏から抜け出したい

お疲れ様です、ナッシーです。

仕事中、集中してClaudeを使っているとすぐにストップがかかってしまって、次に使えるのは数時間後……という日が最近ちょこちょこあります。

でも毎日そこまで使い倒すわけでもないし、グレードアップするほどでもないんだよな〜という、ちょっと中途半端なポジションにいる私。

そんなわけで今回は、「できるだけトークンを節約してClaudeを長く使う方法」をテーマに、調べたことや自分の使い方を見直したことをまとめてみようと思います。

同じく「トークン貧乏」で悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。

そもそも「トークン」ってなに?

ここからは「節約」のためのベースになる、トークンの仕組みのお話です。

「トークン」ってそもそもなんなの?という話なんですが、正直、私もちゃんと理解してなかったので、ちょっと調べてみました。

ザックリ言うと、AIが文章を処理するときの「データの最小単位」みたいなものです。

私たちが文字や単語で会話するのに対して、AIは文章を細かく区切って「トークン」に変換してから処理しているそうです。

Anthropic公式の目安では、1,000トークン ≒ 英語750語くらいとのことです。日本語は英語よりも多めに消費される傾向があるようです。

つまりAIにとってのガソリンみたいなもの……?

ここで大事なポイントが3つあります。

  • 送った文章も、Claudeの返答も、両方トークンを消費します
  • ストップは5時間ごとにリセットされるローリング方式で管理されています
  • 同じ「1メッセージ」でも、中身(文字数・画像・PDFなど)でトークン消費はまったく違います

つまり「あれ、今日全然送ってないのにもう止まった……」というモヤモヤは、もしかしたら前の数時間で重い操作をしていたからかもしれません。

私のトークン貧乏「あるある」と解決法

ここからは、私が実際にやらかしがちな「あるある」を4つ挙げて、それぞれの解決法をセットでご紹介します。

① 画像を何枚も送りがち

これ、私の最大の癖かもしれません。

デザインの相談やフィードバックで、スクショや画像をぽいぽい送ってしまいがちです。

実は画像はテキストよりだいぶ重く、Anthropic公式の目安では「幅×高さ÷750」がトークン数の目安とのことです。

1,000×1,000ピクセルの画像で、約1,300トークン消費する計算です。

しかも画像は会話履歴にずっと残り続けるので、後半のメッセージを送るたびに毎回再処理されてしまうらしいです。

10枚送ったチャットで「あ、ちょっと聞きたい」と短文を送っても、見えないところで10枚分のトークンが毎回消費されている、ということです。

あの「軽い一言」のはずが、実は超重かった……

🔧 解決法

  • テキスト化できるものはテキストで送る
    たとえばエラー画面のスクショより、エラー文を直接コピペする方が圧倒的に軽いです。
  • 用件が済んだら新規チャットへ
    画像Aの相談が終わったら、画像Bの相談は新しいチャットで始めます。
  • 解像度を下げてから送る
    ピクセル数が多いほどトークンも増えるので、必要な解像度に縮小してから添付するのも有効です。

② 議事録・資料PDFをそのまま読ませがち

会議の議事録、参考資料、社内ドキュメント……ついついPDFをそのままアップしてしまいがちです。

「とりあえず全部読んでもらおう」って気持ちでやってる方、多いんじゃないでしょうか。

ところがPDFは、Claudeのコスト計算において「ダブルパンチ」になります。

Anthropic公式によると、PDFは1ページあたり1,500〜3,000トークン(テキスト分)を消費するうえに、ページが画像として変換されたコストも追加されるとのことです。

つまり10ページのPDFを1つ読ませると、それだけでざっくり15,000〜30,000トークン以上を一気に消費している計算です。

「ちょっと参考までに」のつもりが、想像以上に重かった……

🔧 解決法

  • 必要な部分だけ抜粋して貼る
    PDF全体ではなく、関係するページのテキストだけコピペするのが一番軽いです。
  • 最初に「要約して」と頼んでおく
    「この資料から〇〇についての要点だけ抜き出して」と絞った依頼にして、以降の相談はその要約をベースに進めます。
  • 長い資料を読むチャットと、相談するチャットを分ける
    読み込み専用のチャットで要約を作ってもらい、それを新しいチャットにコピペして深掘りすると、後者の会話が軽くなります。
  • プロジェクト機能を活用する
    プロジェクトのナレッジベースにアップした資料は、各会話で再アップしなくても参照できるそうです。長期的に参照する資料はこちらに置いておくのが良さそうです。

③ コネクタガンガン連携しがち

これも最近の私の常習犯です。

コネクタ機能でデータを取り込んで分析してもらうことが結構あります。便利すぎて、つい毎回呼び出してしまうんですが……。

実はコネクタ系の取得結果は、見た目以上にトークンを食っている可能性があります。

Anthropic公式はコネクタからのデータ取得の具体的なトークン消費量を公開していないのですが、参考として「Webページの生HTMLを取得すると1ページあたり約38,000トークン消費される」というデータもあるくらいなので、構造化データを取り込む系もそれなりに重いと考えてよさそうです。

数値・ラベル・日付がズラッと並んだデータは、見た目以上に長くなりがちです。

「ちょっとデータ見て」のつもりが、見えないところでブクブク太ってる……

🔧 解決法

  • 取得範囲を絞って指示する
    「直近7日の指標Xだけ取ってきて」など、期間・指標・粒度を絞ったリクエストにします。
  • 取得結果を要約・テーブル化してもらう
    生データのままやり取りを続けず、最初に「結果をテーブルにまとめて要約して」と頼みます。以降はその要約を見ながら相談します。
  • 必要なときだけコネクタを呼び出す
    分析の準備が整ってから取りに行きます。「とりあえず取ってきて」を避けるだけでも、消費はだいぶ違うはずです。

④ 同じチャットを延々使いがち

そして……これが私の最大級の問題かもしれません。

提案資料を作るときの壁打ち用のプロジェクトで、1つのチャットを延々と何時間も使い続けてしまうクセがあります。

このセクションが、この記事で一番のキモかもしれません。

冒頭の「トークンってなに?」のところでもチラッと触れましたが、Claudeは毎回、会話履歴の全部を再処理しています。

1回目のメッセージ → 軽い

30回目のメッセージ → 1〜29回目の全履歴を読み直してから返答する

……という構造になっています。

Anthropic公式によると、1チャットの履歴は最大200,000トークンまで保持されるので、長くなった会話の中の「ちょっと質問」は、見えないところで膨大なトークンを消費している可能性があります。

「気軽な一言」が、後半では「全履歴を背負った一言」に……

🔧 解決法

  • 区切りがついたら新規チャットに切り替える
    壁打ちが一段落したり、テーマが変わったタイミングで思い切ってリセットします。
  • 「ここまでの要約」を作ってもらう
    新規チャットに移る前に「ここまでの相談内容と決まったことを要約して」と頼んで、その要約を新規チャットの冒頭にコピペして引き継ぎます。
  • プロジェクトのナレッジベースに要点を保存する
    プロジェクト機能を使っている場合、確定した方針や設定情報をナレッジベースに置いておけば、各チャットで再アップ不要で参照できます。
  • 「同じテーマだから1チャット」は実は罠
    テーマが同じでも、区切りごとに新しいチャットを始めるほうがトータルでお得です。

行動別・トークン消費の目安一覧

ここまでの内容をまとめて、どんな行動がどれくらいトークンを消費するかを一覧にしてみました。

※数値はAnthropic公式ドキュメントに基づく目安です。実際の消費量はモデルや内容、日本語/英語の比率などによって変動します。

可視化すると一目瞭然……これは節約のしがいがある……!

結局いくらでストップがかかるの?

ここまで読んで、「で、結局何トークン使うとストップなの?」と気になった方もいるかもしれません。

……が、実はAnthropic公式は具体的なトークン量を公開していません

公開されているのは、こんな情報です。

公式のサポート記事には「送れるメッセージ数は需要によって変動する」と書かれており、つまり「〇トークンで止まる」と固定で決まっているわけではないんです。

「メッセージ数」じゃなく「中身の重さ」で決まる……ここが全てなのか……!

ここまで見てきたように、画像・PDF・コネクタ・長期チャットなどでトークンは大きく変動します。

だからこそ、「どんな使い方をしているか」を意識するだけで、ストップまでの距離が大きく伸びるわけです。

まとめ

ここまで読んでくださってありがとうございます。

ざっくり振り返ると、トークン貧乏を脱出するためのポイントは……

  • 「メッセージ数」ではなく「中身の重さ」で消費が決まります
  • 画像・PDF・コネクタ・長期チャットは特に重いです
  • 用件が済んだら新規チャット」と「要約で引き継ぐ」が基本ワザです
  • プロジェクト機能を使うなら、繰り返し参照する資料はナレッジベースに置いておきます

……という感じでしょうか。

私自身、調べる前は「なんでこんなにすぐ止まるの〜!」とブツブツ言ってましたが、仕組みがわかると「あ、あれが原因か」とちゃんと心当たりがあって、ちょっと反省しました。

特に壁打ち用の長期チャットについては、今後は区切りで新規チャットに切り替えるクセをつけて、もう少しスマートに使えるようになりたいです。

トークン貧乏、ちょっとずつ抜け出していくぞ……!

同じく「もう少しClaudeを長く使いたいな」と思っている方の参考になれば嬉しいです。

それでは、また次の記事でお会いしましょう〜!

この記事を気に入ったら

この記事を書いた人

ナッシー

ナッシー

別会社からやってきたWebデザイナー。GMOインターネットではまだまだ新人なので頑張ります。

この人が書いた記事を見る >>